レガシーシステムの刷新は、古さだけでなく、更新できない、担当者しか分からない、復旧できないといった具体的な問題から判断します。現状調査を行い、延命・部分移行・全面刷新を比較します。
2026年9月7日時点の情報です。
「2025年の崖」を現在の実測と混同しない
過去の政策資料の将来予測を、現在の自社の損失額や障害率と扱いません。刷新の理由は、現在の業務、更新状況、障害、管理体制から説明します。
現状診断の表
| 論点 | 確認すること | 次の作業 |
|---|---|---|
| 更新できない | 製品の期限、依存、検証環境 | 公式条件と更新経路を調査 |
| 担当者依存 | コード、仕様、管理権限 | 所在と引き継ぎを整理 |
| 障害が繰り返す | 発生条件、影響、暫定対応 | 原因と回避策を切り分け |
| 業務に合わない | 二重入力、例外、手修正 | 改善対象を限定 |
| 復旧が不明 | バックアップ、復元手順 | 別環境で確認 |
部分移行の進め方
受注と請求が一体の旧システムで、受注入力だけが使いにくい場合を考えます。新しい入力画面を追加し、請求処理を残す案では、受注ID、変更、取消の連携が必要です。画面だけを変えるか、データの正本も移すかで影響範囲が違います。
データ移行の範囲
稼働中の取引、過去の参照履歴、添付、操作ログを分けます。すべてを新システムへ移さず、参照用に残す方法も比較します。保存期間や契約上の条件は別に確認します。
切替の合格条件
代表業務と例外を新旧で比較し、差異の理由を説明できることを確認します。並行稼働中の正本、切替後の新規入力、戻す判断、担当を記録します。無停止を先に約束せず、停止可能な時間帯を含めて検証します。
資料がなくても始める
画面、帳票、請求元、利用者、管理者の所在を分かる範囲で集めます。コードや権限が不足している場合は、その調査と取得支援を先行する範囲として相談できます。kintoneで運用してきた業務が基幹システムの規模に育った場合はkintoneの限界はどこ?、Excel管理からの移行はExcel管理の限界を見極めるで個別の診断観点を扱っています。
工数と費用を見積もる
現状調査、業務ルールの確認、移行・連携、差異照合、切替リハーサルとバッファを積み上げます。セキュリティ面のリスクから優先度を判断したい場合は古いシステムのセキュリティを見直す、AIを使った刷新の進め方はAIでレガシー刷新を進める方法もあわせてご覧ください。
当社の作業単価は 1時間11,000円(税込) です。要件定義・契約後のすり合わせ・開発・テスト・バッファの時間を積み上げて見積もります。バッファは未確定事項ごとに理由を示し、クラウド・API等の実費と保守契約は別に確認します。初回相談・認識合わせの無料モック・お見積もりは無料です。見積もりの進め方と相談シートで整理できます。
よくある質問
Q. 古いシステムはすべて作り直すべきですか?
必要な対策は状態によります。延命、設定改善、一部移行も比較し、更新・復旧・業務の条件で判断します。
Q. 仕様書がありません。
現行画面と帳票、処理例から調査できます。不明点と確認先を残し、調査範囲を合意して進めます。
自社の状況を整理して相談する
まず、更新できない箇所、コードの所在、移行するデータ、切替条件を書き出してください。この記事に合う検討シートとAI相談用プロンプトで、未確認の項目を残したまま整理できます。シートを完成させる前でも、お気軽にご相談いただけます。
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