AI開発会社を比較するときは、モデルの説明よりも、自社の課題、評価データ、納品範囲、運用担当をどこまで具体化できるかを確認します。一式見積や会社規模だけで良否を決めず、同じ完成条件で比べます。
2026年9月7日時点の情報です。
最初に渡すのは課題と制約
「AIで効率化したい」から始めても構いません。現在の入力、担当者が判断する場面、期待する出力、扱えない情報を整理すると、提案を比較できます。相手に渡す資料は匿名化したサンプルから始められます。
提案比較の質問票
| 比較項目 | 質問 | 具体的な回答に含まれるもの |
|---|---|---|
| 対象範囲 | 今回何を改善し、何を残すか | 対象業務と対象外 |
| 代替案 | AIなしでも解決できるか | 運用・既製品・個別開発の違い |
| 評価 | 何をもって合格にするか | 代表入力、誤答、回答不可の扱い |
| 情報管理 | どこへ送信・保存するか | サービス・契約・ログの条件 |
| 納品 | 継続運用に何を渡すか | コード・設定・資料の範囲 |
| 保守 | モデル変更や不具合に誰が対応するか | 窓口、対応時間、別費用の条件 |
この表は選定のための質問例です。回答の書式が同じかではなく、不明点を説明し、確認方法を示せるかを見ます。
RAG提案を比較する架空例
A案は「社内規程の質問へ根拠を添えて回答する」、B案は「回答に加えて申請書を作成する」という提案だったとします。B案の機能が多くても、入力情報や権限、確認作業が増えます。まず質問への回答だけで目的を満たすかを確かめます。
回答精度の数字を提示されたら、質問の件数・作り方、正答の判定者、回答できない場合の扱いを確認します。デモ用の質問と自社で使う質問が違うなら、その数字で成果を判断しません。
見積もりで追加説明を求める場所
一式見積でも、要件定義、すり合わせ、開発、テスト、バッファ、外部サービス費に何が含まれるかを確認できます。未確定事項の調査、追加変更の承認、契約終了時の引き継ぎも比較してください。
契約前に小さく確認する
画面の認識が課題ならモック、検索品質が課題なら評価用の文書と質問、接続が課題ならAPI検証というように、未確定事項に合う検証を選びます。PoCの成功をそのまま本番利用の準備完了と扱わず、利用規模と運用の確認を残します。
工数と費用を見積もる
当社へ依頼する場合も、AI利用の有無だけで総額を決めず、評価データの準備、確認・修正、運用引き継ぎを含めて工数化します。
当社の作業単価は 1時間11,000円(税込) です。要件定義・契約後のすり合わせ・開発・テスト・バッファの時間を積み上げて見積もります。バッファは未確定事項ごとに理由を示し、クラウド・API等の実費と保守契約は別に確認します。初回相談・認識合わせの無料モック・お見積もりは無料です。見積もりの進め方と相談シートで整理できます。
提案を比較する体制そのものを社内に用意できない場合は、外部AI担当を依頼する前にで社内との役割分担・成果物・契約の整理方法を確認できます。
よくある質問
Q. 実績が多い会社を選べば安心ですか?
件数だけでは判断できません。自社と近い業務の対象範囲、公開できる実装内容、検証方法、納品後の役割を確認します。
Q. 相談時に仕様書は必要ですか?
完成した仕様書は不要です。困っている作業と、分かる範囲の制約から整理できます。合意した範囲は後で記録に残します。
自社の状況を整理して相談する
まず、比較中の提案、期待する出力、合格条件、未確定事項を書き出してください。この記事に合う検討シートとAI相談用プロンプトで、未確認の項目を残したまま整理できます。シートを完成させる前でも、お気軽にご相談いただけます。
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