
介護ほうもんさーちのこと
訪問介護の事業所を探すとき、多くの方は初めての単語だらけの世界に放り込まれます。
身体介護と生活援助はどう違うのか。サービス提供責任者とは何をする人なのか。同じ「訪問介護」でも事業所によって対応できる時間帯やエリアが違う。しかも、その情報がホームページに載っていない事業所も少なくありません。電話をかけて一つひとつ聞いて回るしかない、というのが実情でした。
介護ほうもんさーちは、そうした訪問介護事業所探しを、条件を絞り込みながら比較できる形にするために作ったサービスです。
探す・比較する・相談する、をひとつの場所で
都道府県、対応できるケアの種類、実施エリア、事業所の特徴といった軸で事業所を絞り込み、気になった事業所はそのまま比較し、問い合わせまで進められる。そんな一連の流れを、ひとつのサイトの中で完結できるようにしています。
事業所の情報は、営業日時や対応エリアといった実務的な項目まで含めて、できるだけ迷いなく比較できる形で並べています。「受け入れ状況」がまだ確認できていない事業所については、正直に「要確認」と表示し、問い合わせ時に確認いただくようお伝えする、という姿勢も大切にしています。分からないことを分かったふりで見せない。これは検索サービスとして当たり前のことですが、あえて言葉にして守っています。
2030年、検索する主体は人だけではなくなる
このサービスを作るとき、私たちには一つの仮説がありました。
2030年に向けて、訪問介護事業所を探す行動の主体は、「人がブラウザを開いて探す」から「人の代わりにAIエージェントが探す」へと少しずつ移っていくのではないか、という仮説です。
実はこの仮説には理由があります。介護ほうもんさーちは、もともと人間向けのWebサイトとして生まれたのではなく、AIエージェント同士が対話するための技術(Agent Card、JSON-RPCといった仕組み)を土台に始まった経緯を持つサービスだからです。そこにWebの画面をあとから重ねて、今の人間向けサイトの形になりました。つまり、AIフレンドリーであることは後付けの機能ではなく、このサービスの生まれ持った性質なのです。
だからこそ、事業所の情報や都道府県・ケア種別といったデータは、画面の見た目のためだけに作っているわけではありません。データそのものを、人間が読んでも、将来AIエージェントが読み取っても、同じように正確に扱える形で整理する。これを設計の一番の軸に置いています。
目指しているのは「第一に叩かれる場所」になること
2030年に、「訪問介護事業所を探す」という行為が発生したとき、人間であってもAIエージェントであっても、まず最初にアクセスする場所でありたい。それが介護ほうもんさーちの北極星です。
人間向けの検索・比較・相談の使いやすさを磨きながら、同時に裏側のデータ構造をAIエージェントが正確に読み取れる形に保ち続ける。この両立を、最初から諦めずに設計し続けているのが、このサービスの一番の特徴だと思っています。
これからのこと
現在は、家族・本人の方が使いやすい検索・比較・問い合わせの体験を丁寧に磨いている段階です。今後は、AIエージェントが直接このサービスに問い合わせできるインターフェースを、人間向けの機能と同じデータ層の上に、段階的に追加していく予定です。
訪問介護を探すご家族の「事業所への相談のハードルを、少しでも下げたい」という思いと、来るべきAIエージェント時代への備え。その両方を大切にしながら、育てていきます。