最初に決めるのは、改善したい仕事
「AIを導入する」を目的にすると、何ができれば成功なのかが曖昧になります。まず、誰のどの作業が困っているかを1つ選びます。予算や仕様が未定でも、分かる欄から記入できます。
以下は架空の検討例です。ゼットリンカーの導入実績や費用対効果を示すものではありません。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 対象業務 | 営業担当が最新の製品資料を探す作業 |
| 困りごと | 同名の旧版があり、最新版を確認するために担当者へ問い合わせている |
| 現状の確認 | まず1週間、検索にかかった時間と見つからなかった質問を記録する |
| 小さく試す範囲 | 1部署・1種類の資料。機密区分が確認できた文書だけを使う |
| 成功の判断 | 同じ質問で比較し、正しい資料に到達できることと所要時間を確認する |
| 中止・見直し条件 | 権限を守れない、資料が更新されない、既存検索の整備で十分な場合 |
代替案を並べてから発注する
現状の運用変更、既存ツールの設定改善、既製サービス、自社向け開発を比較します。「できること」だけでなく、教育・データ整理・保守を含めた負担を同じ期間で比較してください。すぐ開発せず、資料の版管理から始める結論も検討結果の1つです。
費用と効果を同じ条件で説明する
初期費用は調査・設計・実装・移行・受入確認に分け、継続費用はクラウド・API利用料・保守・社内担当者の作業に分けます。金額が不明な項目は0円とせず、確認先と確認日を残します。
作業時間の改善は「1回あたりの時間差 × 実際の実施回数」で確認できます。ただし、空いた時間がそのまま人件費削減になるわけではありません。再確認の手間や誤りが増えていないかも一緒に見ます。
相談前に揃っていなくてもよいもの
完成した仕様書や全社のデータを揃える必要はありません。困っている作業、使っているツール、期限の有無を共有できれば、次に何を確認するかを整理できます。記入した内容をすべて送る必要もありません。相談したい箇所だけをお問い合わせ欄へ転記してください。
