Webアクセシビリティでは、読む・移動する・入力する・送信するという利用者の行動を確認します。WCAGの適合確認と法的な合理的配慮を混同せず、対象ページ、基準、確認結果を明示して改善を進めます。
2026年9月7日時点の情報です。
規格と法的な対応を分ける
WCAGはWebコンテンツのアクセシビリティに関する基準で、A・AA・AAAの達成基準があります。W3CのWCAG概要
日本では2024年4月から民間事業者の合理的配慮の提供が義務化されていますが、それをすべてのWebサイトが特定のWCAGレベルへ一律に適合する義務と読み替えません。個別の対応と適用条件は内閣府の案内を確認します。JISや調達条件への対応が必要なら、求められる版と範囲を発注時に揃えます。
問い合わせフォームで確かめる例
| 行動 | 確認内容 | 不具合の例 |
|---|---|---|
| 入力欄へ移動 | キーボードで順に到達できる | フォーカスが見えない |
| 項目を理解 | ラベルと必須が分かる | 色だけで必須を示す |
| 間違いを修正 | エラー箇所と直し方が分かる | 上部に「失敗」だけ出る |
| 送信する | ボタンの名前と状態が分かる | 処理中か不明で重複送信する |
| 完了を確認 | 完了結果が伝わる | 見た目だけが変わる |
自動検査だけで終えない
コントラスト、見出し、ラベルなどの機械検査に加え、キーボード操作、拡大表示、読み上げ時の順序を確認します。実際の利用者の目的に沿って操作しないと、形式上の検査だけでは分からない問題が残ります。
画像・表・動きの確認
内容を伝える画像には意味が分かる代替テキストを付け、装飾画像は読み上げの負担を増やさないよう扱います。料金や日程を画像だけへ閉じ込めず、本文でも読めるようにします。表は見出しと対応関係を保ち、小さい画面でも内容へ到達できることを確認します。
改善の記録
対象URL、基準、確認方法、実施日、未対応の箇所を残します。一部の検査に通っただけでサイト全体の適合を宣言しません。テンプレートの共通修正と個別コンテンツの修正を分け、更新時にも確認します。
アクセシビリティ対応と合わせて、表示速度や更新体制など企業サイト全体の改善優先順位を見直す場合は、企業サイト改善の優先順位を確認できます。
よくある質問
Q. 自動検査で満点なら対応完了ですか?
機械で判定できない項目があるため、操作と内容の確認が必要です。対象範囲と確認方法を明記します。
Q. どのページから始めるべきですか?
問い合わせ、申込、主要サービスなど重要な行動を担うページと、全ページ共通のナビゲーションから確認すると優先順位をつけられます。
自社の状況を整理して相談する
まず、対象ページ、利用者の操作、確認基準、フォームの不具合を書き出してください。この記事に合う検討シートとAI相談用プロンプトで、未確認の項目を残したまま整理できます。シートを完成させる前でも、お気軽にご相談いただけます。
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