
うちシスなびのこと
従業員数十人の会社を訪問すると、名刺の肩書きは「総務」なのに、実際にはパソコンのトラブル対応からSaaSの契約更新、Excelの謎マクロの保守まで一手に引き受けている方によく出会います。情シス部門という組織図上の箱がないだけで、仕事そのものはちゃんと存在している。でも、その仕事について相談できる同僚は社内にいません。
そういう「ひとり情シス」状態の方が検索して読める情報を増やしたくて、うちシスなびを作りました。
大企業向けの答えしかない、という状態を変えたい
情報システムに関する記事の多くは、専任のIT部門がある大企業を前提に書かれています。「稟議を通す」「上長に相談する」を当たり前のように書かれても、決裁者と実務者が同一人物の会社には響きません。
うちシスなびは、引き継ぎ資料の作り方、脱Excelの進め方、SaaS選定の考え方、古いベンダーとの付き合い方を、決裁権を持つ本人が読む前提で書いています。コラム141本、従業員規模別のガイド120本を公開しており、記事を読むだけでなく、用語集・印刷用チェックリスト・危険度診断からも同じ情報にたどり着けるようにしました。
開発会社が運営している、という利益相反を隠さない
うちシスなびは、Next.jsのフルスクラッチ開発を手がける株式会社ゼットリンカーが運営しています。「外注のはじめかた」「開発会社とのつきあいかた」というテーマを扱う以上、運営元が開発会社であることは中立性を疑われて当然の立場です。
運営者情報を毎ページ明示し、広告枠には必ず「広告」の表示を付け、既製品で十分なケースも隠さず書く。読者に不利になる書き方をしないための、最低限の線引きだと考えています。
これからのこと
記事の本数を増やすよりも、既に公開した141本のコラムと120本のガイドが、実際に「ひとり情シス」の判断の役に立っているかを確かめていく段階に入っています。読者からの反応を見ながら、抜けているテーマを埋め直していく予定です。