Digital Transformation
DXの取り組み
公表日: 2026年10月12日
株式会社ゼットリンカーは、生成AIをはじめとするデジタル技術とデータを使って、自社の開発・営業・運用のやり方を変えていきます。このページでは、当社の経営ビジョン、DX戦略、推進体制、成果指標を公表します。
1. 経営ビジョンとビジネスモデルの方向性
経営ビジョン
時間を生み出し、楽しい時間をもっと楽しく。仕事も暮らしも、もっと豊かに。
生成AIの進化によって、ソフトウェアの作り方と、その費用の構造が大きく変わりつつあります。人の手で一行ずつ書くことを前提にした開発会社にとっては、価格競争が厳しくなるリスクです。一方で、少人数の会社でも、要件の整理から運用までを一貫して担える機会でもあります。当社はこの変化を機会として捉え、デジタル技術とデータを自社の経営の中心に置きます。そして、自社の業務で実践して確かめたやり方を、お客様の現場に届けます。
ビジネスモデルの方向性
- 身近なDXを、多くの業界の現場へ:大きな投資をしなくても始められる業務のデジタル化を、業界ごとの現場の流れに合わせて届けます。これまで学習塾、製造、士業、人材、写真館、卸売などの業務システムを開発してきました。
- ロジックとAIの棲み分け:業務の流れを分解し、決まった手順で処理できる部分はプログラム(ロジック)に、判断や文章が必要な部分はAIに、最後の確認は人に任せる、という分け方で効率化します。
- 一気通貫と、運用の自動化・可視化:要件の整理から開発、運用、改善までを一貫して担います。運用の作業は自動化し、システムや業務の状況はデータで見えるようにします。
2. DX戦略
戦略1 自社の業務をロジックとAIで棲み分ける
当社は19のWebサイトと自社サービスを運営しています。その運営業務を工程ごとに分け、決まった手順で処理できる部分(検索データの集計、リンク切れの検査、表記の機械的な点検など)はプログラムで、判断や文章が必要な部分(記事の改善案や下書きの作成など)はAIエージェントで処理し、公開してよいかの判断は人が行います。この分け方を手順書として文書化し、受託開発で業務を設計するときの基準にします。
戦略2 一気通貫の開発体制
要件の整理、設計、実装、テスト、運用までの各工程を社内で一貫して担い、各工程で生成AI(AIコーディングエージェント)を使います。案件ごとに、見積もった工数と実際にかかった工数を記録して比べ、運用で得たデータを次の改善に戻します。
戦略3 運用の自動化と可視化
19のWebサイトについて、Google Search Console と Google アナリティクスのデータをAPIで自動収集し、改善が必要なページの候補をAIで抽出します。運用するシステムのエラーは監視ツールに集約し、問い合わせから受注までは商談台帳で集計します。官公需の公開データからは、当社が対応できる案件を自動で抽出します。集めた状況を定期的なレポートで確認し、手を打つ先を決めます。
3. 推進体制と人材
推進体制
代表取締役がDX推進責任者を兼ね、DX戦略の決定と進捗の確認を行います。開発と運用は、代表取締役と業務委託のエンジニアで担います。全員が生成AIの開発ツールを使うことを前提に業務の手順を設計し、外部のクラウドサービス・AIサービスの提供事業者が公開する情報を取り入れます。
人材の育成・確保
新しいAIモデルや開発ツールが公開されたときは、月に1回、自社の業務手順や公開記事への影響を点検し、必要な変更を手順に反映します。業務の手順をAIへの指示書として文書化することで、新しく加わったメンバーも同じ手順で作業を始められるようにします。
4. ITシステム環境の整備
- クラウド基盤:自社のWebサイトとサービスは、Google Cloud、Vercel、Supabase 上で運用し、ソースコードはGitHubで管理します。開発するシステムでは、規模や要件に応じて、AWS・Microsoft Azure・Google Cloud の大規模なクラウドと、Vercel・Supabase などの軽量なサービスを使い分けます。
- データの収集と蓄積:検索・アクセスデータ、商談の記録、官公需の案件情報を、APIとスクリプトで自動収集して蓄積し、集計に使います。
- 監視:運用するシステムのエラーを、自社で運用するエラー監視ツールに集約します。
- 投資:AI開発ツールとクラウドの利用料を、毎期の予算として確保します。
- セキュリティ:情報セキュリティ基本方針にもとづいて対策を行います。
5. 成果指標
自動化・AI化によって削減した自社の作業時間(月あたり)
- 種類
- 戦略の効果
- 現状(2026年10月)
- 2026年10月に計測を開始
自動化・AI化した自社業務の数
- 種類
- 計画の進捗
- 現状(2026年10月)
- 2026年10月に棚卸しを開始
開発案件の見積工数に対する実工数の比率
- 種類
- 戦略の効果
- 現状(2026年10月)
- 案件ごとの記録を開始
生成AIの開発ツールを業務で使っているメンバーの割合
- 種類
- 計画の進捗(導入・利用)
- 現状(2026年10月)
- 100%
自社が運営する19のWebサイトへの検索からの訪問数
- 種類
- 戦略の効果(利用の広がり)
- 現状(2026年10月)
- 約4,200回(2026年9月8日〜10月5日の28日間)
成果指標の結果は、年に1回このページで更新します。
6. 代表メッセージ
生成AIが現れてから、ソフトウェアの作り方は数年前とはまったく違うものになりました。私たちのような小さな開発会社にとって、これは脅威であると同時に、大きな会社と同じ土俵に立てる機会でもあると考えています。
私はもともと理学療法士として医療と介護の現場にいました。その後エンジニアになり、金融のシステムで、止めてはいけない仕組みを守る仕事をしてきました。現場の手間を減らすことと、仕組みを安全に動かし続けること。この二つは、立場が変わっても変わらない私の仕事の軸です。
当社はまず、自分たちの仕事のやり方を変えます。決まった手順はプログラムに、判断が要るところはAIに、最後の確認は人に。この分け方で、19のWebサイトの運営と開発を回しています。自社で試して確かめたやり方だけを、身近なDXとして、多くの業界のお客様の現場に届けます。
「時間を生み出し、楽しい時間をもっと楽しく」。このビジョンを、まず自分たちの働き方で実現していきます。
株式会社ゼットリンカー
代表取締役 金原 隆利